「アメリカの人気コメディ番組はバイデン批判のパフォーマンスを恐れている」
(シカゴ2月1日 アップデート)
アメリカで1975年から最も高い視聴率を続けてきたNBCの人気バラエティコメディー番組「サタデー・ナイト・ライブ(SNL)」の名前は日本でも聞いたことがある方はいるだろう。
私がアメリカに来た1980年代からこのSNLは、最近のSNLのコメディアンとは比較にならない才能溢れるジョン・ベルーシ、エディ・マーフィ、スティーブ・マーティン等レジェンドクラスのコメディアンを輩出してきた。
この番組の特徴は、その時々の政権の大統領を始めとする政治家を徹底的に風刺するパフォーマンスで、その政治家を支援するかどうかを超えて、抜群に面白いためこれが自由なアメリカを象徴する番組だと多くの人たちは考えてきた。そのSNLの伝統に異変が起きている。
(以下、Fox Newsから引用)
リベラル派コメディアンのアダム・カロラは「今のSNLに出演するコメディアンたちは、バイデン大統領やニューヨーク州クオモ知事を攻撃するようなジョークを言うことを恐れている。これはそれを言うことで、いつ出演停止(キャンセル)されかもしれないという恐怖を持っているからだ」と語った。
この番組は長年新しい政権の大統領が誕生すると、それをネタに面白い風刺のパフォーマンスをすることが通例になっていた。しかし、バイデン政権が誕生し1週間経っても、バイデン政権を茶化すパフォーマンスはゼロで完全にスキップしている。
カロラは、「ドナルド・トランプを彼らは憎んでいた。これはよくわかる。しかし、ジョー・バイデンをそんなに愛しているのか?違う。バイデンに愛すべきものなど何もない。しかし、バイデンと民主党をネタのパフォーマンスはキャンセル・カルチャー(出演停止)を喰らうということをコメディアンは知っているのだ。気違い沙汰のことがこのアメリカで起きている。
「SNLはエピソードで、バイデンとカマラ・ハリスを取り上げることを避けた」
SNLは、2020年の大統領選の不正疑惑についても全く触れなかったし、バイデン就任式にもアメリカにとってグッドニュースだとコメディアンにパフォーマンスをさせていた。ニューヨーク州検事総長レティシャ・ジェームズが発表した「クオモNY州知事の介護施設でのコロナを甘く見ての大勢の死亡者発生ニュース」も彼らはスキップした。
カロラは、「コメディアンはクオモ州知事やカルフォルニア 州知事ニューサムをネタにすることを恐れている。不幸なことに、彼らは自分たちの両手が縛られている。ただ、彼らの偽善も明らかになった。
SNLでは、トランプが大統領になって、どれくらいトランプはバカだという7000回にのぼるエピソードを行ってきた。
それなのに、今度できた新しい政権については何のエピソードもない?
https://www.foxnews.com/media/snl-liberal-comedians-scared-criticize-biden-cuomo-carolla?fbclid=IwAR0dCxCERWCVCtphehIp3AaW4VRBOT2iRLPFcYuwhtwRiuZrXaaqedJ72kY
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