(シカゴ発「アメリカの現実」ニュース)
スティーブ・バノン氏は、2016年の大統領選でトランプの選挙参謀になり、夏までの劣勢を一気に引っくり返した功績で首席戦略官に就任した。彼は元海軍将校でアジアに駐在し、退役後ゴールドマン・サックスで投資銀行業務で中国にも滞在したことがあるアジア通だ。
(2021年2月15日 The Sun紙より)
前ホワイトハウス戦略官スティーブ・バノン氏は、ボストンの共和党支持者の前で、「トランプ前大統領は、2024年に戻ってくる。しかし、その前に下院議員選挙に出馬し、ナンシー・ペロシ下院議長を破り、自身が下院議長となり、バイデン 大統領の「弾劾」を行う可能性がある」と語った。
「これによって、共和党をより「アメリカを再び偉大に(MAGA)」の党につくり変えることができる。そしてそれは大きな勝利を共和党に呼び込むことになるだろう。」とリンカーンデイ朝食会」でスピーチをした。
この土曜日は、トランプ前大統領の上院での「弾劾動議」が否決された日だった。その席上で、バノンは、トランプが2022年の下院議員選挙に出馬し、バイデン大統領を「弾劾」するというアイディアを披露した。
「トランプは(創造的)破壊者(disruptor)だが、彼は長期的なビジョンを持っている。私は腹の奥底から彼は2024年の大統領候補として戻ってくると信じている。彼は2022年の下院選挙の大勝利を呼び込み、2024年に我々を引っ張ってくれるだろう。
バノンは、トランプが2022年の下院選挙への出馬し、「下院議長」選挙に出るという彼の戦略を話した。
(昨年の下院選挙で民主党は大きく議席数を減らした。下院435議席中218議席で多数派となる。民主党は13議席減らし現在222議席。反対に共和党は14議席増やし現在213議席まで民主党に迫っている。2022年の下院選挙では共和党の多数派奪還が可能な位置までつけている)
「ナンシー・ペロシを完全に排除できる。そして下院議長としてトランプの最初の行動は、不正な選挙を盗む行為で選ばれた正当性のないバイデン大統領を「弾劾」することだ」と語った。
現在、政治はすでに「共和党 対 民主党」の闘いではない。これはすでに、「ナショナリスト(愛国者)、トラデッショナリスト(伝統主義者)対 グローバリスト、エリート、過激派」との闘いになっている。」
未来のムーブメントはこの両勢力の闘いになると彼は予想している。
https://www.lowellsun.com/2021/02/15/steve-bannon-speaks-to-boston-republicans-trump-will-lead-us-in-2024/?fbclid=IwAR2rHXvXqpu0-wah0I8PBoCnAtizRW9cLBe1OYnTdEUaqwZziKuwCPJNbCk
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